SSブログ

平将門公の史跡(茨城県坂東市) [写真]

茨城県の坂東市にある平将門公の史跡を巡ってきた。

延命院
IMG_0291.JPG
東京の大手町に有名な将門の首塚があるが、こちらの延命院には胴塚がある。
延命院は林に囲まれており、周りも林と田んぼばかりで非常に静かな場所だ。

これは不動堂というらしい。この裏に胴塚がある。
IMG_0289.JPG

これはおそらく碑のような物だと思う。後ろに胴塚があるが、その周りはお地蔵さんに囲まれている。
IMG_0281.JPG

大きな榧の木の根本の盛り土が胴塚らしい。歴史に名を残す武将の墓としては簡素な墓標となっている。
IMG_0277.JPG

胴塚と聞くと恐ろしい感じもするが、ここは非常に静かで、きっと将門公も安らかに眠っているだろうと思えた。
IMG_0278.JPG

次に、北山稲荷神社という、実際に将門公が討たれた場所と言われている場所に行った。
正確には、その手前まで行った。
結構交通量の多い道路からすぐの駐車場のような所の隅から参道が始まっているのだが、着いたとたん嫌な感じがあった。かろうじて道が付いているのだが、雑草で覆い尽くされている。さらに、何本もの倒木が道をふさいでいる。勇気を奮い起こして進むと、大きな蜘蛛の巣が幾重にも張られていて、一歩進むたびに絡みつく。いや、ここまで来たのだからこのくらいなら我慢しよう、と、倒木をまたぎ、蜘蛛の巣を払いのけ、なんとか先に進み、やっと鳥居が見えてきたところでスズメバチの羽音が聞こえた。さらにこっちを向いてホバリングしている。この時点で、さすがに身の危険を感じたため、本当にそこに見えているのにやむを得ず参拝を断念した。写真は一枚も撮らなかった。

次に、将門公が祭神として祀られている国王神社へ向かった。

鳥居。
IMG_0303.JPG

参道の先に本殿が見える。
IMG_0302.JPG

本殿。
IMG_0297.JPG

めずらしい茅葺き屋根の社殿になっている。
IMG_0301.JPG

この社殿だけ見ると、そこら辺の村の鎮守と変わりないが、中には将門公の木造の写真などが置かれていて、大切にされている感じがした。
賽銭箱の横に芳名帳があり、びっしりと名前が書かれていた。中には将門公の子孫だという人の名もあった。
自分も名前を書いたが、今でも多くの人が訪れるのだなと感心した。
一説には、千年以上も愛され続けているのは聖徳太子と菅原道真と平将門だけらしい。

国王神社の近くには、いくつかの史跡がある。

島広山・石井営所跡
IMG_0307.JPG
ここは将門公の拠点があった場所らしい。

石井の井戸
IMG_0309.JPG
将門公がのどが渇いて困っていたときに老翁が「水」と言って大石を投げたところ水が湧いたという伝説があるらしい。

一言神社
IMG_0312.JPG
その老翁を祀った神社らしい。

坂東市とその周辺はとてものどかな場所で、今まで持っていた将門公のイメージがちょっと変わった気がした。
IMG_0313.JPG





nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。