ThinkPad 570 のバックライト交換（その１：挫折）

長いこと使っていた ThinkPad 570 のバックライトが切れた。
起動時に赤かったので、そのうち切れると思っていたが、実際切れてみるとショックだった。
仕方がないので、このときのために買っておいたバックライト用の冷陰極管に取り替える事にした。
しかし、ネットで調べてみると「TP570のバックライトを交換するには、液晶パネルを部品レベルまでバラバラにしなければならない」と書いてあるホームページがあった。
少々不安を覚えつつ、何とかなるだろうと、思い切って交換作業を行うことにした。
Lenovoからサービスマニュアルをダウンロードして、それを見ながら分解してゆく。
大量のネジ。「バックライトの交換」どころのなまやさしいものではなく、ほぼ全部のネジをはずす必要があった。
きっと元に戻せなくなるだろうな、と思いつつ、分解した。
やっと液晶部分を取り外せたのだが、液晶パネルを取り出すのが一苦労。
結局、部品のツメを折ったりしてやっとのことで取り出した。
液晶パネルを取り出したのもつかの間、さらにこのパネルを部品レベルまでバラバラにしなければならない。
細かいネジと、銅箔のテープやら微妙な部品を全部はずす。
力を入れたら壊れそうな部品たち。（多分壊れたかもしれない。）
きっと、これはバックライト交換なんて考えて設計されていないな、と思った。
やっとの思いで冷陰極管を取り出してみたら、予備のやつと長さが違う。
予備のやつのほうが数ミリ長い。
不安を覚えつつ、はんだ付けして、無理やり押し込んだ。
今度は逆に組み立てなければいけないのだが、分解したときのことがもう記憶のかなたに行ってしまった。
しょうがないので適当なネジを取り付け、どうにか形になった。
本体に取り付け、動作確認しようと電源を入れたら、点かない・・・
原因もわからない。
力を入れすぎて冷陰極管を割ったか？配線ミスか？
また分解して原因を追求する気力ももう残っていない・・・
結局、バックライト交換には失敗してしまった。

これからTP５７０のバックライト交換をしようと考えている人は、その道のプロか、そうとう腕に自身のある人じゃないとだめだと思う。
（そもそもTP５７０自体、いまさら使おうと思う人はいないかも知れないが）