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川越氷川神社 ~ 縁結びの神様 [写真]

埼玉県の川越市にある川越氷川神社に行ってきた。
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最寄りの駅は西武新宿線の本川越駅だが、この日はJR川越線の川越駅から行った。歩いて30分以上かかる。
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途中、小江戸と呼ばれる町並みの中を通る。なかなか風情のある通りだ。
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川越氷川神社に着くと、ちょうど結婚式が行われており、七五三の参拝客と相まって、こじんまりした境内は想像以上の混みようだった。
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手水舎
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七五三で混んでいるというだけでなく、この神社は縁結びの神様であるため、女性の参拝者が非常に多かった。
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拝殿はこじんまりした感じ。
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舞殿の前におみくじがあるのだが、これは魚のかたちをしたおみくじを釣り竿で釣り上げるようになっていた。
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拝殿の隣には八坂神社。
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本殿。
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本殿の裏にはたくさんの境内社がある。
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なぜかサンダルが掛けられているものもあった。
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樹齢600年を超える大きなケヤキの御神木。
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本殿の横に絵馬のトンネルがある。これだけあると壮観だ。
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そして、拝殿むかって右側を見ると、巨大な鳥居が見える。どうやら、日本で最も大きい木製の鳥居らしい。
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女性が縁結びにかける思いが非常に強いことを再認識させられた。
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氷川女體神社 ~ 武蔵国一ノ宮 [写真]

埼玉県のさいたま市緑区にある氷川女體神社に行ってきた。大宮にある氷川神社は武蔵国一ノ宮だが、こちらも一宮となっている。
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鉄道の駅からは遠いので、東浦和駅からバスに乗っていく。境内までは急な階段となっている。
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鳥居には武蔵国一宮と書かれている。
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手水舎。
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拝殿。そういえば境内にはなぜか狛犬が無い。
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本殿。
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裏手にはいくつかの摂末社があるが、何が祀られているのか書かれておらず分からない。
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拝殿の横には龍神社という龍神様を祀る祠がある。この一帯は元々見沼という巨大な沼があったが、江戸時代に干拓されて沼は無くなってしまった。そこに住んでいたという龍神様を祀っているらしい。
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参道の前には、磐船祭祭祀遺跡がある。もともと見沼が存在していたとき、竜神を祭るための御船祭というのが行われていたが、見沼が無くなったためにその代わりとしてここが作られたそうだ。
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細い道を中に入っていくと、四本の木が植えられている。元々は、沼の最も深いところに四本の竹を刺して、そこへ神輿を積んだ船で繰り出してお祭りをしていたらしい。
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遺跡の周りは堀が巡らされている。
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住む場所がなくなった龍神様はどこに行ってしまったのだろうか。知る由も無い。
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久伊豆神社 ~ 越谷の総鎮守 [写真]

埼玉県の越谷市にある久伊豆神社に行ってきた。先日行った岩槻の近くで同じ久伊豆神社だが、こちらは越谷の総鎮守になっている。
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東武伊勢崎線の北越谷駅から歩いて20分ほどの所にある。
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境内は七五三の参拝者で非常に賑わっており、屋台がたくさん出ていた。
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手水舎。龍の彫刻が施されている。
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拝殿。
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拝殿の前に狛犬。「あ」
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「うん」
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そしてなぜか、拝殿の欄干の所にも狛犬。
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この狛犬、足に植物のひもが何重にも巻かれている。これは一体何だろう、と思ったが、あとで境内にある縁起を読んだところ、「家出をしたり、悪所通いをする者に対して、家族の者が”足止め”と言って狛犬の足を結ぶと必ず帰ってくるといわれている。」とあった。ということは、このひもの数だけそういったことがあるのか・・・
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本殿。
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本堂の裏には「旧官幣大社南洋神社鎮座跡地」というのがあった。戦時中にパラオにあった神社が終戦と共に御炊きあげになったため、その跡地としてここに建立されたらしい。
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また、五前神社という、木火土金水の神様を祀る摂末社社があった。
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そのほかにもずらりと摂末社が並んでいた。
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境内には大きな池があり、池の畔に藤棚がある。藤の季節になったらきっときれいだろうと思う。
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池の中央には水神舎がある。藤棚の所から参拝するようになっている。よく見ると、亀が甲羅干しをしているのが写っていた。
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駅から最短距離で歩くと境内の入り口の所に着くのだが、実は参道はもっと先まである。参道を逆に辿ってみた。
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参道は並木道となっている。
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これは二番目の鳥居。
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途中に藤棚がある。藤の季節はきっときれいなのだろう。
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これは一番目の鳥居。
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入り口のところには鳥居ではなく大きなしめ縄がある。しめ縄は、道の両側にある木にくくりつけられている。
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参道の入り口は元荒川に面している。久伊豆神社というのは川に沿って分布しているらしい。
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紅葉がピークになったらきっときれいだろうなと思った。
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久伊豆神社(ひさいずじんじゃ) ~ 岩槻の総鎮守 [写真]

埼玉県の岩槻にある久伊豆神社に行ってきた。岩槻市の総鎮守らしい。
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東武野田線の岩槻駅から行ったが、東岩槻の方が近いようだ。
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15分近く歩くと看板が見えてくる。
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参道は長い並木道になっている。
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なぜか狛犬が4セットもある。これは参道の入り口のもの。
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2つめの鳥居の所にも狛犬がいる。
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なぜか境内にはニワトリが何羽も放し飼いにされている。
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人に慣れているのか、近づいてくる。
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そして、隅の方に鳥のケージがある。
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中にはなんとクジャクがたくさん。
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なぜクジャクがいるかというと、昭和十三年に浅香宮殿下から孔雀三羽を下賜されたからとのこと。これはその孔雀の末裔らしい。
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残念ながら羽を広げる所は見ることができなかった。
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境内に3つめの狛犬。
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手水舎
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拝殿は非常に真新しく、木の色がとてもきれいだった。七五三の参拝者で賑わっていた。ここにも4セット目の狛犬が。
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本殿。
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本殿の左側に伏見稲荷がある。
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本殿の右側には北野天満宮。
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天満宮と言えば牛。
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叶い犬というのがあった。自分の干支をなでるといいらしいが、安産祈願と書いてあったのでやらなかった。でもあとでよく見たら方位除け、厄除けのご利益もあったのでやればよかった。
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本殿の裏には榛名神社。
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そして、大榊がある。
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巨木というにはちょっと細い気もするが、榊と言えば神棚に供えられるあの細い枝しか見たことないので、これでも巨木なのだろう。神社の境内ではなぜみんな巨木になるのか不思議だ。
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夫婦モッコクと書かれた木があった。縁結びの木らしい。
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なんとなく、もう少しここに居たい感じのする神社だった。
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調神社(つきじんじゃ) ~ 狛ウサギのいる神社 [写真]

埼玉県の浦和市にある調神社に行ってきた。JR浦和駅から歩いて10分ほどの所にある。
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ここは狛犬の代わりに狛ウサギがある神社として知られているらしい。確かに狛犬ではなくウサギがいる。
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このウサギはなぜか分からないが、狛犬のように「あ・うん」という口のかたちにはなっていないようだ。
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境内に、もう一つ狛ウサギが飾られていた。今の狛ウサギはかなり新しめなので、その前に置かれていた物ではないかと推測する。これは口が「あ・うん」のかたちになっている。
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手水舎の水が出るところもウサギになっている。
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ただ、ウサギと言うよりはカピバラっぽく、ちょっと怖い。今日は七五三の子供がたくさん来ていたが、怯えている子もいたようだ。
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境内にある池の、水が出てくるところもウサギになっている。こちらは怖くない。
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もっとウサギだらけかと思っていたが、そうではないようだった。神楽殿の衝立にはウサギでは無くサルの絵が描いてあった。何でだろうと思ったが、よく考えてみたら今年の干支か。
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また、灯籠の穴のかたちは三日月のかたちになっていた。調(つき)神社にかけているのだろうか。
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この神社には鳥居が無い。由緒にその理由が書いてあるのだがなかなか難しくて理解できない。この神社に伊勢神宮に献上するための倉庫があり、そこに物を搬入する妨げになるために鳥居が無い云々・・・確かに鳥居はなく、参道の両側に柱があるだけになっている。
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境内の奥の方に、旧本殿がガラス張りの建物の中に鎮座していた。今は天照大神を祀っているはずなのだが、なぜか旧本殿はお稲荷様のようだ。
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浦和駅周辺はごみごみしているが、ここだけ異次元のようだった。
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鷲宮神社 ~ 関東最古の神社 [写真]

埼玉にある鷲宮神社に行ってきた。鷲宮神社は関東最古の神社であり、近年ではアニメ「らきすた」の舞台となったことからアニメの聖地とされているようだ。

東武伊勢崎線の鷲宮駅から歩いて10分ほどの場所にある。快速が止まらないので若干不便だ。ちょっと時間が遅かったので周りが暗くなっている。アニメの聖地と聞いていたが、さすがにこの時間だと人がほとんどいない。
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しばらく歩くと鳥居が見えてくる。
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鳥居の前に店があるのだが、これもアニメに出てくるようだ。
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参道には灯籠が並んでいる。
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「あ」
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「うん」
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入ると少し行くと「みひかりの池」という池がある。ここには竜神が住んでいるようだ。
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手水舎は簡素な感じ。
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砂利の敷かれた境内に、少し質素な感じの社殿がある。
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拝殿
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本殿は2つ並んでいるがなぜだろう。
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境内には本殿を囲むように、周りの林の中にいくつかの神社がある。これは八幡神社。
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これは何神社か失念した。
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なぜか鳥小屋がある。
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そして、なぜかクジャクがいる。
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奥の方にいるのは、おそらくニワトリだろう。
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10月にヒヨコが生まれたそうだ。
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これは八坂神社。
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かなり遅くなってから行ったので、だんだん日が落ちてきて、シャッタースピードも手ぶれがおきるほどになってきた。そろそろ帰ろうと思ったがちょっと物足りない感じがして、迷っているうちに5時になった。
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そうすると、周りの灯籠の明かりがついた。ちょっと雰囲気が変わって見える。
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夕暮れの中、鷲宮神社を後にした。
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佐渡 ~ トキの森公園 [写真]

佐渡島といえばトキということで、トキの森公園に行ってきた。
自転車で県道81号を進むと、トキの森公園の看板が見えてくる。
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トキの森公園には資料展示館とトキふれあいプラザがあり、まず資料展示館を見た。中は撮影禁止なので写真は無いが、トキはペリカンの仲間であることなどが展示されていた。まぁ、資料館なんてこんなもんだろうと思って出口を出ると、なにやら雰囲気が出口っぽくなくて、いくつもの大きなケージがある場所に出る。
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目が慣れてくると、あちこちにトキがいることに気づく。
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こんな感じでケージが配置されている。あとで分かったのだが、どうやらここがまさしく「佐渡トキ保護センター」らしい。
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ただ、ここはケージが遠くにあるため、トキを遠目でしか見れない。次にふれあいプラザに向かう。
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途中、トキが羽を休めているので写真を撮ったが、すぐそばに「これはデコイです」という看板があり、がっかりした。デコイを置く意味がよく分からない。
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ふれあいプラザではトキまで2センチに近づけるらしい。ちょうどえさやりの時間らしく、トキが近づいてきた。
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実はこのガラスはマジックミラーになっていて、向こうからは見えないそうだ。だからフラッシュ撮影は禁止となっている。
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トキのくちばしの赤いところには神経が通っていて、それで土の中のえさを探るらしい。
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ここで飼育されているつがいは相性がいいらしく、今年も子供が生まれたらしい。子供と成鳥では、顔の色などが異なっている。
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えさやりの時間ではないときは二階から双眼鏡で眺める。自然界では動かないえさを食べることが無いが、ここで飼育されたトキは、親が食べてるのを見て子供も自然に食べるようになるそうだ。
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思いがけずトキをたくさん見ることができた。トキの森公園からの帰り道、きれいなコスモスが咲いていた。
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トキの森公園
http://tokinotayori.com/tokipark/
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佐渡 ~ 日蓮佐渡流罪の跡をたどる(2日目) [写真]

日蓮の佐渡流罪の跡をたどるために佐渡島に来た。
2日目はとうとう小倉峠越えだ。

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佐渡 ~ 日蓮佐渡流罪の跡をたどる (1日目) [写真]

佐渡に行ってきた。
以前、鎌倉で日蓮の龍の口法難の跡をたどった。そこで難を逃れたあと、佐渡へ流されたということなので、どうしても行ってみたくなった。

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伊豆 ~ 日蓮伊豆法難の跡を巡る [写真]

以前、日蓮の伊豆法難の鎌倉にある史跡を巡った。今度はその流刑先の伊豆を訪ねてみることにした。

蓮着寺の最寄りの駅の城ヶ崎海岸駅は本数が少なく不便なため、伊豆高原駅から歩いた方が早くなる。30分以上歩く必要がある。
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一駅分歩いてさらに海岸まで歩くと蓮着寺に着く。ここは、日蓮が置き去りにされた俎(まないた)岩のあるお寺になっている。理由は分からないが、日蓮宗ではなく法華宗のお寺である。
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参道の途中に袈裟懸けの松がある。実際に日蓮が袈裟をかけた松は奥の院の前庭にあったが、昭和9年の火事により焼失したためここに移植された2代目だそうだ。
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境内には樹齢1000年以上のヤマモモ(国指定文化財天然記念物)がある。
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やはり日蓮の銅像があった。(ちょっと痩せてるかな?)
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本堂。山号は俎岩山。
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肝心の俎岩は、奥の院にある。
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ここが、日蓮が置き去りにされた俎岩。日蓮はこの俎岩に置き去りにされたが、たまたま通りかかった舟守弥三郎という人に助けられたらしい。ただ、確かに打ち付ける波は激しいのだが、岸まで泳いで行けないことは無い気がする。いろいろ検索してみたら、実は今俎岩と言われている岩より、もっと沖の方に本当の俎岩があることがダイバーにより発見されているらしい。なにしろ700年以上経っているので、地形が変わることもあるだろう。違う説を唱える人もいるらしいが、日蓮が入滅して60年ほどの室町時代に日朗門下の日云という人が古老の話を調査して確かめたそうなので、間違いないと思う。
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これが奥の院。
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奥の院の裏に自然研究路というのがあり、そこを少し行くと、灯明台という所に出る。
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ここからは俎岩を真上から見ることができる。
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奥の院に行く途中の道には石食いのモチの木というのがある。
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確かに石を食っているように見える。ちなみにこれは日蓮とは何ら関係が無いようだ。
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次に、蓮慶寺に行った。伊豆急で川奈という駅で降りる。
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山沿いの道路をしばらく歩くと蓮慶寺に着く。道路に面して本堂がある。ここは、日蓮を助けて約30日間かくまい給仕した舟守弥三郎の屋敷があったところらしい。ちなみに、「舟守」というのは命がけの給仕のお礼として日蓮が授けたらしく、本名は上ノ原といい、現在は「ノ」が取れた上原姓の子孫が川奈に百件以上現存しているらしい。
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ここにもやはり銅像があった。
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弥三郎夫婦の墓があったが、写真は撮らなかった。
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弥三郎夫妻は日蓮を近くの漁具を入れておくための洞窟にかくまった。蓮慶寺は山の中腹にあるのだが、洞窟は約200メートル離れた海岸のそばにあるため、結構長い階段を下りる必要がある。(帰りはここを登る必要があると思うと気が重かった。)
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ここが日蓮が約30日間かくまわれていた洞窟のあったところで、御岩屋祖師堂という。小さな建物だ。日蓮が弥三郎に宛てた手紙に「かかる地頭万民日蓮を憎み妬むこと鎌倉よりも過ぎたり」としたためられていることから、非常に危険な土地であったことがうかがわれるらしい。
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次に、仏現寺に行った。蓮慶寺のある川奈から伊東市内までバスで行く。仏現寺は、日蓮が滞在した草庵がある場所である。日蓮が川奈の岩屋に居たときに、たまたま伊東の地頭八郎左衛門祐光が熱病にかかり、薬も他宗の呪詛も効かず危篤状態になったのを、一族の意をくんだ家臣の綾部正清に頼まれて祈祷を行ったところ病気が治ったそうだ。(ただし、法華経を信じることとの交換条件だったらしい)。喜んだ地頭は、伊東家の宝だった、海から引き上げられた釈迦像をお礼にあげたらしい。日蓮はこの仏像を入滅の時まで肌身離さず隋身仏として持っていたらしい。病気を治してもらったけれども罪人として扱うよう鎌倉から厳命されていたため地頭の邸宅に泊めるわけにいかなかったため、地頭の鬼門よけとして建てられていた毘沙門堂に住まわせたらしい。
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境内を奥に行くと、草庵の跡がある。ここで日蓮は赦免状が出るまでの約3年間を過ごしたらしい。42才の厄年のときに鎌倉に帰ったため、厄除けの御祖師様とよばれているとか。
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天狗の詫び状、というのがあるらしいが、見ることはできない。
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次に、仏光寺に行った。仏現寺からは歩いて目と鼻の先にある。
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ここは、地頭の伊東八郎左衛門祐光の邸宅があったところらしい。つまり、仏現寺と同じエピソードを由緒としている。最初、こんなに近くにあって同じ由緒だし、どこが違うのかよく分からなかったが、仏現寺は日蓮の滞在場所、仏光寺は地頭の屋敷跡で、海から出現した仏像があったところということか。日蓮が初めて祈祷を行ったという場所でもあるらしい。ただ、日蓮宗としては霊跡寺院としていないようだ。
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当時は伊豆と言えば流刑地にされるような陸の孤島だったろうが、いまではすっかり道路も整備されて逆にリゾート地になっているのはおもしろいとおもった。





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